こんにちは、管理人のひかるです。
私が好きなT.M.Revolutionの歌で、
完璧とちゃう人生の収支
『HEART OF SWORD~夜明け前~』
プラマイ・ゼロだなんてばホントかな?
って歌詞があるんですけど、そのアンサーブックを見つけました(笑)
人生の収支「ゼロで死ぬ」ことを提唱する本、
『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』(ビル・パーキンス著)
です。
特に趣味がなく、ワーカホリック気味の自分に、2025年最も刺さった本です(出版は2020年)。
におすすめの1冊です!
『DIE WITH ZERO』はこんな本
『DIE WITH ZERO』はタイトルの通り、「ゼロで(持ち金を使い切って)死ぬ」ことを提唱する本です。
「どう死ぬか」は「どう生きるか」を考えることにつながります。
著者は、ニューヨーク証券取引所の雑用係からヘッジファンドマネージャーに成りあがったビル・パーキンスさん。
ビル・パーキンスさんは、
人生で一番大切な仕事は「思い出づくり」
『DIE WITH ZERO』より引用
と、本書の中で書いています。
その思い出づくりのために、経験にお金を使うことの大切さを訴えています。
また、働き過ぎてお金を貯め込んだまま死ぬのはもったいない。
だからこそ、「DIE WITH ZERO(収支ゼロで死ぬ)ことを意識しよう」というわけです。
緩和ケアの介護者ブロニー・ウェアが看取ってきた多くの患者が、人生で後悔してきたことが本書で紹介されています。
人生で後悔することベスト2って何だと思いますか?
最大の後悔は、「勇気を出して、もっと自分に忠実に生きればよかった」であった。(中略)
『DIE WITH ZERO』より引用
ウェアが患者から聞いた後悔の中で2番目に多かったのは(男性の患者では1位だった)、「働きすぎなかったらよかった」だ。
これは考えさせられますよね…
働いているときは、夢中で働いています。
だから、自分にあったはずの他の世界線に気づきません。
でも、自分の命があとわずかとなると、仕事中心で自分や家族を後回しにしてきた人生を悔やむ…
そうならないために、有意義にお金を(できるだけ)使いきり、思い出を作れ!ということです。
本書の目次はこんな感じ↓
ルール1 「今しかできないこと」に投資する
『DIE WITH ZERO』より引用
ルール2 一刻も早く経験に金を使う
ルール3 ゼロで死ぬ
ルール4 人生最後の日を意識する
ルール5 子どもには死ぬ「前」に与える
ルール6 年齢にあわせて「金、健康、時間」を最適化する
ルール7 やりたいことの「賞味期限」を意識する
ルール8 45~60歳に資産を取り崩し始める
ルール9 大胆にリスクを取る
もちろん何も対策せずに、金を使い切れと書いているだけではありません。
生きるために必要な金を準備した上で、経験・思い出づくりに金を使う大切さと方法が解説されています。
「老後のために金が必要だから、とりあえず貯めておこう」と漠然と考えている人は読んでおきたい本です。
『DIE WITH ZERO』からインプット&アウトプット
『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』を読んで、私が参考になったポイントを備忘録がわりにまとめておきます。
この本を読んで、インプット・アウトプットしたいことは、
- 今しかできない「思い出」を作る
- 年を取ると人は金を使えない
- 老後に必要な資金の計算式
- 財産を渡す子どもの適齢期
- 健康と時間で人生の満足度を上げる
- やりたいことリスト「タイムバケット」を作る
- 45~60歳から資産を取り崩すべき
の7つです。
掘り下げて紹介していきます。
今しかできない「思い出」を作る
『DIE WITH ZERO』では、「思い出」の大切さが強調されています。
年を取って人生を振り返るときには、お金で人生を振り返るわけではありません。
「あんなことあったなぁ」と「思い出」で振り返るはずです。
ビル・パーキンスさんは、年を取ってから思い出すことを「記憶の配当」と呼んでいます。
経験から得る価値は時間の経過とともに高まっていく。私はこれを「記憶の配当」と呼んでいる。
『DIE WITH ZERO』より引用
節約ばかりしていると、そのときにしかできない経験をするチャンスを失う。その結果、世界が必要以上に小さな場所になってしまう。人生は経験の合計だからだ。
冒頭で私はT.M.Revolutionが好きだと書きました。
「20代の時間がある頃にもっとライブに行っておけばよかった」と、アラフォー世代になった今、ちょくちょく後悔してしまいます。
「小学生・中学生の頃好きだった曲は、もう生で聴けないのかも…」なんてしんみり…

西川さんが今も歌ってくれているだけで、ありがたいけどね
子どもが生まれた今となっては、自分のための時間を作り出すのも一苦労です。
一方で、子どもとの時間も大切で、7歳の娘、3歳の息子と遊べるのは今しかありません。
つまり、それぞれ年代には、そのときにしかできない経験があるということです。
そにタイミングを逃してしまうと、最悪もう二度と経験できないかもしれません。
年を取ると人は金を使えない
お金を使わない理由の1つに「老後への不安」があります。
ただ、ビル・パーキンスさんは、老後はそれほど金がかからないと書かれています。
金から価値を引き出す能力は、年齢とともに低下していくのだ。
『DIE WITH ZERO』より引用
年をとると、金や時間はあるのに、健康問題がネックになってきます。
お金を使って思い出を作ろうとしても、思う存分、体を動かせなくなるんですね。
20代・30代の頃には、あまり気づかないことです。
なんだか今の延長線上に老後があり、今と同じように(ある程度)体が動くものだと思っていました。

まあ、旅行は定年退職後でええか
なんて、思ってしまいがちです。
でも、若いころと同じようにレジャーを楽しめる保証なんて、どこにもないんですよね。
だからこそ、その年代にふさわしい金の使い方、思い出の作り方があるということです。
老後に必要な資金の計算式
老後にはそれほど金が必要ないからといって、金を使いまくる気にはなれません。
著者ビル・パーキンスさんも、保険や資産運用などを利用して、きちんと老後に備える大切さも書かれています。
老後に備えた資金を準備した上で、「生き金」を使うことが重要です。
では、死ぬまでにどれくらいの資金が必要なのでしょうか?
『DIE WITH ZERO』によると、
死ぬまでに必要な金=(1年間の生活費)×(人生の残り年数)×0.7
『DIE WITH ZERO』より引用

いや、人生の残り年数なんか、わからんやん!
とツッコミを入れたくなりますが、ビル・パーキンスさんも承知の上です。
どれだけリスクを許容できるかは人それぞれだと書かれています。
老後が心配でリスクを取りたくない人は、保険や資産運用もしつつ、多めに見積もっておけばいい。
ただ、漠然と「老後が不安だから」という理由で、使い切れないほどの財産を残して人生を終えるのはもったいない!と、筆者は主張しているわけです。
財産を渡す子どもの適齢期
子どもに財産を「渡す」ことについても、『DIE WITH ZERO』は解説しています。
一般的に子どもには財産を「残す」と考えがちです。
自分が死ぬ時期が来て、子どもたちに分け与えるイメージが強いからです。
でも、子どもが金が必要となる時期に、財産を「渡す」ほうが良いと、著者は言います。
金の価値を最大化できる年齢は「26~35歳」(中略)
『DIE WITH ZERO』より引用
譲り受けた財産から価値や喜びを引き出す能力は、年齢とともに低下する。
結婚し、子どもが生まれると、資金が必要になります。
衣食住どれもにも、1人暮らしのときとは比べられないほど、お金がかかります。
晩婚化している日本では、「31~40歳」くらいが資金が必要になる時期かもしれません。
ただ、親の財産を譲り受けるのは、一般的にはもっと先。
親が年老いて、人生の(ある意味)見通しが立ったときに財産を「残される」ことがほとんどです。
その時期には、子どもがお金を必要とする時期が終わっている可能性が高い。
だからこそ、子に財産を渡す適齢期を見定める必要があるというわけです。
そして、子どもに財産を渡したうえで、自分のためにお金を使うべきだと、ビル・パーキンスさんは述べています。
健康と時間で人生の満足度を上げる
アラフォーになり、1年が過ぎるのが、あっという間…
しかも、いつも体のどこかに不調を感じる…
だんだんと人生が有限であることが、実感されてきます…
そんな今の私に刺さったのが、
金ではなく、健康と時間を重視すること。それが人生の満足度を上げるコツなのである。(略)年齢を問わず、健康ほど、経験を楽しむ能力に影響するものはない。健康は、金よりもはるかに価値が高い。
『DIE WITH ZERO』より引用
という言葉。
特に私は体調を崩して、会社を辞めました。
健康の大切さは、身に染みて感じていました。

それなのに、健康のありがたみをついつい忘れてしまう…
『DIE WITH ZERO』は、お金に関する話がメインではありますが、健康への投資が大切だと書かれています。
数十年も健康管理を怠っていれば、取返しがつかなくなることもある。手遅れにならないよう、健康への投資はできる限り早く始めたほうがいい。(略)あらゆる年代で、健康の改善は人生を改善するということだ。
『DIE WITH ZERO』より引用
さきほど、人生にはそれぞれの年代にふさわしいお金の使い方、思い出の作り方があると書きましたが、健康があってこそ。
「記憶の配当」は受けたいですが、「不健康な負債」を背負いたくありません…
やりたいことリスト「タイムバケット」を作る
よく「やりたいことリスト」というのをネットで見かけます。
自分がやりたいこと、達成したいことをリストアップするってやつです。
ただ『DIE WITH ZERO』では、年代に分けてやりたいことを書き出す「タイムバケット」を紹介されています。
現在をスタート地点にして、予測される人生最後の日をゴール地点にする。それを、5年または10年の間隔で区切る。区間は、たとえば、5年区切りなら「25~29歳」、10年区切りなら「30~39歳」といったものになる。これがやりたいことを入れる「タイムバケット」(時間のバケツ)となる。
『DIE WITH ZERO』より引用
その区切った年代ごとに、やりたいことを書き込んでいくという方法です。
従来の「やりたいことリスト」と違って、年代に区切りがあるのが特徴です。
一人旅は若く独身のときがベストですし、子どもが小さいうちにしか作れない思い出があります。
年を取ってからでもできる趣味、年を重ねたからこそ楽しめる経験もあります。
その年代にふさわしい金の使い方、思い出の作り方を意識できる仕組みになっています。
私はとりあえず「40~44歳」の5年間のタイムバケットを作ってみました。

2026年はT.M.Revolutionの30周年をライブツアーで祝うねん!
けっこうわくわくしますよ!
タイムバケットに取り組んで、自分の人生と「やりたいこと」に向き合うのは、おすすめです。
45~60歳から資産を取り崩すべき
『DIE WITH ZERO』では、定年後も資産が減っていない現実が明かされています。
国としては、相続税として回収できるので、都合がいいかもしれません。
でも、いち個人としては、せっかく稼いだお金を使い切れず、たくさん課税されるというのは、ちょっとやりきれない…
また、さきほど紹介したように、加齢とともに健康問題を抱えるようになり、お金から価値を引き出す(金を使う)能力が下がってしまいます。
だからこそ、著者ビル・パーキンスさんは、資産を取り崩すべき時期を次のように紹介しています。
人生を最適化するように金を使い場合、大半の人は45~60歳のあいだに資産がピークに達する。この範囲から外れると、人生の充実を最大限に高めるのは難しくなる。つまり、経験のために金を十分に使い切れなかったということになる。
『DIE WITH ZERO』より引用
アラフォーの私としては、資産ピークまであと少しということです。
45~60歳以降は金を貯めるよりも、使うほうに舵を切った方がいいようです。

ぜんぜん資産を築けてへんねんけど…
もちろん健康状態や収支は人それぞれなので、自分に合った金の使い方を考えていけばOK。
また、家族がいる場合には、自分ひとりの一存で決めることはできません。
家族とも話し合いながら、資産の作り方、使い方を模索していく必要があります。
まとめ:『DIE WITH ZERO』働くだけの人生でいいの?【書評24】
自分の金の使い方について考えさせられる本『DIE WITH ZERO』を紹介しました。
「収支ゼロで死ぬ」ということを考えることは怖いことでもあります。
一方で、それは「生き方」を考えることでもあります。
キリギリスの生き方は問題ありですが、アリのように働き続けるだけの人生でもいいのか?と著者ビル・パーキンスさんは問いかけます。
におすすめの1冊です!

